いきなり団子とは

日本は古い時代から「和風」の文化に基づいた飲食の技術・技巧・調味の発展がなされてきました。 これはよく聞く言葉なのですが「洋風が若者に人気が高く、和風は高齢者に人気がある」という言葉がある様に、和風の菓子というのはいわゆる「渋さ」というのも一種の歳を取る事で経られる風雅なのかもしれません。 そしてこの「いきなり団子」というのは、和風のお菓子でありながらその由来はどちらかと言うと「子供向け」の趣が強いお菓子だったりします。 いきなり団子は熊本県の郷土菓子で、その由来は「短時間で作れる団子」という意味で「いきなりお客に出てくる団子」という意味合いも強くあります。 これはつまり、来客の相手が子供が相手の気砕けの雰囲気があってのモノと言えます。

日本では来客対応に「直ぐに帰れ」とかで漬物を出す習慣があったりと、色々な暗語の様なモノがあります。 そしてそれは多様にあり、今回のこの「いきなり団子」だけでもその背景の意味合いが色々と口伝などで残っています。 おばあちゃんが「私達が子供の頃は、近所の友達が来たら直ぐに出せるお菓子としていきなり団子を出したりした」と言う様に、急な来客対応ができるお菓子、つまり目上の相手や何かしらの特殊な来客の相手などに出す、礼淑的なお菓子の類と違って、古い時代、その頃の近所のおばあさんやおじいさんが近所の子供が遊びにくれば直ぐに出せるお菓子でいきなり団子を出したりしたという話がよく聞かれる様に、いきなり団子の特徴が今も残っています。 現在では熊本県の郷土菓子として、いきなり団子の簡単製法に一手間加えた製品化を行い販売をしているデパートなども多数あるのが特徴です。